「力を抜く」これが不調を整えるコツ

吉村です。本日もブログをご覧いただきありがとうございます!

日曜日は伊勢市の御薗治療院の中村先生の勉強会に。
4・5・6月と一般の方向けの勉強会でしたが、とても勉強になりました。

毎回ですが中村先生や会場の方々の雰囲気が一体となって、終始笑いの絶えない楽しい勉強会なので、僕も毎回楽しみに参加しています。

4・5・6月は「力を抜く」という一見とても簡単そうなテーマ。
でも!やってみると意外に難しい。

力が入った状態で生活していると、肩こりや腰痛、自律神経の症状で悩むことになります。でも自分が力が入ってると自覚している人は少ない、と日々の臨床で思います。

患者さんにも「この辺り、もう少し力を抜いてね~頑張らなくていいんだよ~」といっていますが、「力を抜く」には、どこに力が入っているかを自分でも知る必要があります。

それには「身体の声を聞く習慣が大切」なんですが、今回の勉強会では自分の身体がどうなっているのかを各々で各関節の動きをチェックしました。

チェックにはコツがあって「小さくゆっくりと動かす」。大きな動きだと分からない。僕たちが学校で習ったようなROM(関節可動域)の見方とは別物です。

どの関節の動きがいいか、悪いかを左右差を見ながらチェックすると、こんなにも差があるのかと自分でもびっくり。(僕も身体の声を聞く習慣が足りていないと気付かされる(^^;))

  • この動きの悪さが、隣り合う関節に負担をかけ、さらには全身に広がっていきます。
    歯車が1つ狂うと、次から次に狂って、ついには動かなくなるイメージです。
  • 初めの狂いは小さくても、離れれば離れるほど狂いは大きくなります。
    それほど一つの関節の動きの悪さが、良いも悪いも全身に影響を与えます。

自分が今の自分の状態を認識することが改善への大きな1歩ですが、今回は中村先生考案のMBR法で、みんな(一般の方)で治療家顔負けのマジックショーに。
動きの悪かった関節がマジックのように、一瞬で動きが良くなったり、痛く無くなったり。

これには会場中で大盛り上がり。そして一般マダムの方々の上手なこと。プロだけでなく誰にでも出来てしまう方法を噛み砕いて教えてくれる中村先生はすごいなと。それも面白く。

力が入って不自然だった姿勢も力が抜けることで「自然体」に近づくし、肉体も精神も安定しやすくなる。自分たちでコントロールできるようになると、病院代や要らない薬を飲む必要も無くなるし、なにより患者さんが喜ぶ。

やっぱり素敵すぎる。僕も患者さんに本当に役に立つ治療や情報を提供したいと改めて感じました。

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もう1つ今回感じたことは、遊びのように楽しみながらおこなうが上達のコツということ。
治療家ではない一般の方々でも、遊ぶように楽しみながらおこなうと簡単に効果が出せてしまうから。

私たち治療家は、どうしても経験という固定概念で患者さんを診てしまいがちですが、ふとその固定概念を外すと見えなかったものが見えたりします。経験は大切にしながらも常に新鮮な気持ちで取り組むことの大事さに気付かされた勉強会でした。

いちばんは、単純に面白いのがいい。
自分を感じながら、気持ちがいい方に突き進めば、身体や精神も応えてくれるし、よりよい人生にも続いていくと感じました。

治療以外にも、たくさん学ばせていただきました。次回も楽しみ。

さて明日の午前診も僕を求めてくれる患者さんのために、楽しみますよー(^^)

本日もお付き合い、ありがとうございました!