食いしばっていませんか~?

吉村です。本日もブログをご覧いただきありがとうございます!

今日は「食いしばり」について。

当院の患者さんでも多い症状。肩こりや頭痛、めまい、腰痛、不眠。その多くの方に共通しているのが「食いしばり」。

ほとんどの患者さんが自分の食いしばりに気付いていません。

気付いていても、食いしばりがそこまで不調に影響しているとは知らないので、食いしばりとそれらの症状は別物だと思っている人ばかりです。

でもよ~く考えてみてください。

日本語で「歯を食いしばる」とはどんな時に使う表現でしょうか?

  • 苦痛を懸命にこらえる時
  • 頑張って踏ん張っている時

だいたいこんな時に使いますよね。

こらえていたり、頑張っていれば、肉体も精神も力が入り緊張状態が続くので、筋肉も硬くなって肩こりや腰痛になるのも分かりますよね。

そして、交感神経も興奮状態になるので、頭痛、めまい、不眠なんかも出てきます。

ちなみに僕も数年前ストレスが強かった時に、テレビを見ながらでも食いしばっていました。

その当時は、頭痛やめまい(フワ~とする)、寝つきが悪く目が覚めたり、肩こりもきつかった覚えがあります。

それくらい身体に影響を及ぼすのが「くいしばり」ですので、みなさんも下のチェック法・対処法をご参考にして頂ければと思います。

食いしばりチェック法

まずは自分が食いしばっていることを知ってもらうことが大事です。

自分が食いしばっている!と普段の生活で気付かなければ、直りようがないから。

食いしばることで、こんなにも身体に力が入っている、と認知してもらうんですね。

でもその前に「食いしばり」と「食いしばっていない」をどうすれば分かるか?
「食いしばりチェック法」やり方は簡単です。

  1. まず姿勢を正して、唇を閉じて下さい。
  2. この時に、上下の歯が接触していないかをチェックします。

意外に知られていませんが「常に上下の歯は離れているのが正しい状態」です。
これで少しでも上下の歯が当たっていたり、触れていれば「食いしばり」となります。

今のように少し意識した時はOKだった方も、もしかしたらパソコン、スマホ、仕事、家事…何かに夢中になっている時、あなたは無意識に上下の歯で食いしばっていませんか?

くいしばりが身体にどれだけ影響しているか

やり方です。

  1. 意識的に食いしばってみて、顎をさわる、こめかみを触ってみる。
    (直接触ってみることで、どれだけ力がかかっているかを知る)
  2. 意識的に食いしばってみて、どこに力が入る感じがあるか、を感じてもらう
    (これは少し上級者。明らかな力ではないが、なにかエネルギーを感じる部分を知る)

どうでしたか?
食いしばると結構身体のあちこちに力が入っていませんでしたか?
特に首の横や後ろ、頭、眉間の奥、肩に力やエネルギーを感じる方が多いと思います。

これら1.2によって、食いしばりが身体に影響していることが分かれば、少しは気を付けたくなりませんか?

食いしばり、どうすれば止められる?

無意識で食いしばっているので、いつの間にか体調が悪くなりますよね。
その不調を止めたければ、無意識で食いしばっているのを、意識を使って止めていきます。

このように書くと??かもしれませんが、やることは超簡単です。

「食いしばりチェック法」でも書いたように、上下の歯が当たっていないかを生活中に、ちょくちょく意識することです。

意識して認識できれば、もうあとちょっとです。

もし食いしばっていたら、先ほど感じた力が入っていた部分(顎や首の横など)を「ゆるむ・ゆるむ・ゆるむ」と言いながら軽く擦ります。

本当にこんなことで緩むの~?って思いますが、緩むんです。

詳細は省略しますが、人間の身体や思考の多くは良いも悪いも無意識(潜在的)に働いています。(今回の場合は「食いしばり」として)。

それが悪く働いている場合は、意識的(顕在的)に働きかければ、必ず変わっていきます。

ね、やることは簡単でしょ。簡単ですがちょくちょく意識することがコツです。
ぜひやってみてください。不調が改善されるきっかけになりますよ。

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本日もお付き合い、ありがとうございました!